私の友達の趣味は、ズバリ、運動です。
高校からの友達ですが、体育だけは、5段階評価で、よほどのことがあっても4、それ以外はずっと5だったそうです。ものすごく頑張って奇跡的に4をたった一度もらえただけの私には、夢のような話でした。
この友達は、もともと体力があり、身体が頑強といって差し支えないほど丈夫で、身体的に恵まれていたのだと思います。
高校を卒業し、気付くと友達の趣味はマラソンになっていました。毎日、家の近くのマラソンコースをジャージにウォークマンの装備で、雨の日でも関係なく走り続けたそうです。走っていると、知らないおじさんから「ねえちゃん、頑張れよ」と時々声を掛けられたと言っていました。一度、花見ついでに私はその友達のマラソンに付き合って、桜を見ながら座って待っていたのですが、本当に延々と走り続けていました。折り返し地点で戻って来るのですが、全く息があがっていません。
いつの間にか普通に10キロ以上を走れるようになり、その距離は伸び続け、いつか北海道、サロマ湖で行われる100キロマラソンに出たいと話していました。走れるようになったら、という意味ではなく、スケジュール的に仕事を休めれば、という方で話していました。友達は高校の頃、たまにソフトボール部に顔を出してはいましたが、通常は私と遊んでいたので、全く学生時代、運動の基礎は積んでいません。同じようにだらだらと過ごしていた友達が、そこまでの健脚に進化していたことが、ひたすら驚きでした。
その後も友達の運動好きは続き、水泳も始め、そちらでも延々と泳ぎ続けているそうです。プールに行くと、三時間泳いでいると聞きました。電話をしても全く返事がなく、どうしたのだろうと思ったら、泳いでいて、電話に出られなかったと話していました。当時友達は付き合い始めの人からの連絡も、それで受けられなかったことがあったそうです。
年齢を追うごとに体力は落ち、運動神経は鈍るものだと思っていましたが、日々進化する友達のひたすら運動する、という趣味は、聞いているだけの私にも元気をくれます。